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手の国
何回か「手(指)」のことについて書きましたが、手はすごく大切なパーツだと思います。 ほら綺麗な手が好きだという指フェチさんだっているわけですし。 いくら素敵だなぁ〜と思う人がいても、手が汚くってボロボロだとちょっと…と思う人は多いのではないでしょうか。 ここでいう汚いとは垢まみれだったりとか爪がボロボロだったりとかです。 お仕事の内容によって手がボロボロになる人もありますが、その人たちの手は決して汚くはありません。 むしろ「仕事してる!」という手で惚れちゃいます。
さてさて。 そんな“お手々”ですが、民俗学者の柳宗悦さんも『手仕事の日本』で次のように書いています。
「元来わが国を「手の国」と読んでもよいくらいだと思います。国民の手の器用さは誰も気づくところであります。手という文字をどんなにたくさん用いているかを見てもよくわかります。「上手」とか「下手」とかいう言葉は直ちに手の技を語ります。「手堅い」とか「手並みがよい」とか「手柄をたれる」「手本にする」とか、みんな手にちなんだ言い方であります。「手腕」があるといえば力量のある意味であります。それゆえ、「腕利き」「腕前」という言葉にも表れてきます。 それに日本語では、「読み手」「書き手」「聞き手」などのように、同士に「手」の字を添えて、人の動きを示します。 手はただ動くのではなく、何時も奥に心が控えていて、これが物を作らせたり、動きに喜びを与えたり、また道徳を守らせたりするのであります。そうして、これこそは品物に美しい性質を与える原因であると思われます。それゆえ、手仕事は一面に、心の仕事だと申してもよいのであります。」
この文章を読んで、なるほどなぁと思いました。 漢字を見ても「手」がつく言葉、漢字はたくさんあるし、「手作り=あたたかい」というイメージがあります。 それだけ私たちにとって「手」は重要なものなんですよね。
お茶を習い始めてから解ったことなんですが、けっこう指先って無防備なんです。 お手前をしていても小指が離れちゃったり、指先がそろっていなくて不恰好だったり…。
それからというものの、指先にすごく意識を向けるようになりました。 何か飲み物を飲む時はかならず手を添えるとか、物を手渡す時は綺麗に指をそろえてから渡すとか、むやみに指で遊ばないとか(笑) ちょっと意識するだけで手先が綺麗になったように思います。
爪を綺麗にしたり、ハンドケアをするのも大切だけど、こういう心がけが一番大切なんだなぁと感じるこのごろです。
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